個の時代が進む21世紀-高林秀亘

17インチ以上のタイヤ&ホイールのインチアップはデメリットもある

ピレリ―タイヤ

日本車でも輸入外車でも、多くの車種の共通点として、各モデルのグレードによってタイヤとホイールサイズが変わってきます。

ベーシックモデルは一番、直径が小さいホイールを履き、上級モデルになるほど、ホイールが大径化します。あたかも、大径ホイール&低偏平タイヤの方が高級で高性能というイメージがあることでしょう。

 

なぜ大径ホイール、低偏平タイヤが増加したのか?

ディスクブレーキ

(1)大径ホイールの存在理由

自動車のブレーキ性能を高めるためには、ブレーキローターを大径化するのが一番です。アルミホイールのスポークの隙間から見える円盤形状のディスクが↑ブレーキローター↑です。

 

カーレースの世界では、ブレーキ性能を最大限に高めるため、ブレーキローターを可能な限り大径化します。ホイール内に大きなブレーキローターを収めるためには、より大きなホイールが必要です。

ですから、フォーミュラを除くレーシングカーには、大径ホイールが装着されています。

時代と共に、市販車に大径ホイールが装着されることが多くなりました。ところが、大径ホイールを履いているのに、ブレーキローターが小さい車種が見受けられます。

 

(2)大径ホイールは高性能&トレンド

大径ホイールを履いているのに、ブレーキローターが小さい場合、自動車の運動性能を確保し、時代のトレンドを採り入れて大径ホイールを装着している可能性が高いでしょう。

AからCセグメントクラスが大径ホイールを履いているのであれば、それは、運動性能の確保とトレンド重視である可能性があります。

 

このように、本来、大径ホイールは大きなブレーキローターを収めるためのパーツ。トレンドの波が押し寄せてきたこともあり、大径ホイールが人気を集めています。

 

【セグメント一覧】

[Aセグメント]:軽自動車、欧州小型車

[Bセグメント]:コンパクトカー(デミオ、ヴィッツ、フィット等)

[Cセグメント]:アクセラ、インプレッサ、VWゴルフ等

[Dセグメント]:マークX、メルセデスベンツCクラス、BMW3シリーズ等

[Eセグメント]:クラウン、メルセデスベンツEクラス、BMW5シリーズ等

[Lセグメント]:メルセデスベンツSクラス、BMW7シリーズ、AUDI A8等

 

 

低偏平タイヤのメリット

確かに、大径ホイール&低偏平タイヤを履くことで、特定の状況下では高い性能を発揮できます。

主にサーキットでタイヤが高荷重を受けるような状況下で、低偏平タイヤ本来の性能を発揮できます。他に、都市高速のカーブや峠道で、タイヤの踏ん張りが効くようになります。

 

ナンカン/NANKANG AS-1

 

要は、低偏平タイヤはカーブに強い性格を持ちます。

また、サイドウォール(タイヤ側面の厚み)が薄くなり、タイヤのたわみが少なくなります。これにより、ステアリングレスポンスが良くなります。最後に、大径ホイールの方がルックスがアップします。

このように、低偏平タイヤのメリットは、それ程多くはないのです。

 

17インチ以上のタイヤ&ホイール

もちろん、低偏平タイヤのデメリットもあります。特に、17インチ以上のホイールを履くことで、諸問題が表面化する場合があります。

仮に、純正ホイールとタイヤサイズが15インチで、1インチアップの16インチに変更するだけで、クルマの走りが変わります。

更に、1インチアップして17インチタイヤに変更すると、自動車の性格が随分変わったように変化します。

 

サマータイヤ・ホイール 1本セット 17インチ GOODYEAR(グッドイヤー)イーグルLS2000 HYBRID II 205/45R17 ロクサーニ マルチフォルケッタ


タイヤとホイールサイズをインチアップすると、オーナーは「好印象を抱く派」と「違和感を抱く派」に分かれるでしょう。

 

好印象を抱く派は、自動車にスポーツ性とデザイン性を求めるオーナーが多いでしょう。

インチアップすると、ステアリング操作に対するフロントの動き、レスポンスが良くなります。更に、クルマ全体の動きがクイックになって、ダイレクト感が増します。また、好みの大径ホイールは、愛車のルックスアップに最適です。

 

低偏平タイヤの諸問題

他方、違和感を抱く派は、ピュアな感性の持ち主かもしれません。何故なら、大幅にインチアップすると、バネ下、そして自動車とのバランスが崩れてしまうことがあるからです。

大幅にインチアップして、違和感を抱く派は、次のように感じるでしょう。

 

・乗り心地の悪化

・パターン、ロードノイズの増大

・ワンダリングの発生

・ランニングコストの増大

 

TOYOTA トヨタ純正ホイール

 

SUVやE、Lセグメントの大型車、スポーツカーともなると、ホイールとタイヤの直径そのものが大径化します。よって、17や18インチ以上のホイールとタイヤを履いても何ら不思議ではありません。特に、スポーツカーならば、運動性能を優先してインチアップがお約束です。

 

ところが、Cセグメント以下のクラスに17インチ以上のタイヤを履かせると、メリットよりデメリットが表面化することがあります。本来、このような低偏平タイヤを履きこなすには、それに最適化した高性能サスペンションが必要です。

ところが、決して高性能とは言い難いサスペンションに低偏平タイヤを装着すると、オーナーによっては違和感を抱くのです。

 

基本的にタイヤとホイールサイズは純正サイズが基準。

しかし、オーナーによってはインチアップを計画したり、逆に、インチダウンを計画する場合もあるかもしれません。

とかく、タイヤとホイール選びというものは、明確が答えがあるわけではありません。もちろん、最終的には好みの問題ですね。

 

 

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通販でタイヤを購入する場合、じゃ「タイヤ交換作業は?」と頭をよぎりますよね。そこで、タイヤ交換の作業は次のようなサービスが便利です。

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[タイヤ交換前のマニュアル]

オーナーがネットやカタログ情報を基にタイヤとホイールを交換したところ、どうも自分の感覚に合わない・・といった苦い経験が1度や2度はあるかもしれません。

タイヤ交換時のリスクを低減する「転ばぬ先の杖」として、このようなガイドブックがあります。

間違えっぱなしのタイヤ選び new_window_icon_black

 

 

[外部リンク]

インチアップサイズ対応表(YOKOHAMA TIRE) 

 

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