個の時代が進む21世紀-高林秀亘

ダーウィンの生物進化論は本当なのだろうか?

スズメ、雀

私は小学生の低学年の頃から、よく母親に連れられて市の図書館に通った記憶がある。子供の目に映る図書館の本は未知の世界であり、玩具とは違う意味で宝の山であった。

今、思えば本当に親には感謝している。

それと同時に、図書館はあって当たり前なのではなく、税収で運営されている公的な図書館は市民に対して平等に与えられている知識の宝庫。

 

■プレートテクトニクス

当時、図書館で借りてきた本で「プレートテクトニクス」という言葉を知ったのであるが、その時は感動的であった。大陸が動く?なんで?という具合に頭の中は疑問だらけだった。

ということは、図書館にある地図なんて、てんで当てにならないのではと疑問を持った。子供心に大陸が駆け足で動いているものと早合点してしまったのだ。

よく本を読むと、気が遠くなるような時間をかけて大陸がゆっくりと動き続けている事実を知って納得すると同時に、思い起こせばロマンのような感覚を抱いたものであった。無論、当時の私はロマンという言葉を知らないし意味も分からない。

 

■進化論は仮説

他に、進化論という言葉も図書館の本で知ったと記憶している。

「サル」→「類人猿」→「人間」?

これまた、子供心に本当なのか?と好奇心が尽きなかった。

私の高校時代も大学も文系であったし、生物学は関してはまったくの門外漢。しかし、疑問は尽きない。

 

生物に限らず、どうやら私は誕生日を迎える度にあらゆる疑問が頭の中で膨れ上がっていく。子供は「どうして?」を連発するが、私も子供たちと同じように毎日、頭の中で「なぜ?」が駆け巡っている。

子供の頃、大人は物知りの超人に見える。しかし、実際に自分が大人になると、そうではない。人は大人への階段を昇りながら、知識を身につけつつ人生経験を積んでいる途上にある。

永遠に途上だ。

 

先の進化論の話なのだが、あなたは進化論を信じる派、それとも一部アメリカ人と同様に信じない派のどちらだろう。

 

サルやゴリラが持つ遺伝子の98~99%以上は人間の遺伝子と同じなのは有名な話。

たった1%前後のDNAの違いが人間を作っている。

しかし、その1%はエライ違い。とてつもない違いだ。

進化論では、サルやゴリラが長い年月をかけて交配を繰り返していく中で、突然変異なのか体毛が薄く二足歩行が得意な子供が産まれ、その子供たちが交配を繰り返すことで人間へと進化してきたとされる。

ところが素人発想では、サルはいつまで経ってもサル。ゴリラもいつまで経ってもゴリラ。私が20代の頃、頭の片隅にこの進化論が消えることなく存在していた。

 

■ラスベガス

Las Vegas, ラスベガス

 

さて、忘れもしない2000年の冬、私は1人でアメリカ大陸を旅していた。

アメリカのサンフランシスコでレンタカー(SUZUKIのコンパクトカー)を借り、ロサンゼルス(以下、LA)経由で内陸のネバダ州へ向かった。

目指すはラスベガスとグランドキャニオン。

北米の地図を眺めると、LAからラスベガスまで大して離れていない。ところが、実際は走れど走れどラスベガスは遥か彼方。

アメリカの地図と日本全土地図では縮尺が全然違う。

長年、日本地図とにらめっこしてきたこともあり、北米地図のスケール感が掴みにくい。

日本のA4サイズの地図で2~3cm程度の移動なら大した距離ではない。ところが北米地図の1cmは、とてつもない距離となる。

道中、コンビニのヒスパニック系の店員にラスベガスまでどの位かかるか尋ねると、「It’s gonna be soon(すぐだよ)」と返答があった。ところが実際にはコンビニからラスベガスまで2~3時間はかかった・・

LAからラスベガスまで450~500kmはあるから、休憩をはさみながらフリーウェイを走り続けて6~7時間はかかる。

 

■ミニ・カジノエリアで一泊

その日は夜も更けてきたこともあり、ホテルに泊まった。

LAからラスベガスへはI15 (Interstate 15)を使うが、ラスベガスの手前にミニ・ラスベガスが存在する。その小さな町の正式名称は知らない。

フリーウェイ(I15)を走行中、前方に輝く大量のネオンが視界に入ってきた瞬間、ついにラスベガス!と早合点してしまった。

しかし、その町はPre-Las Vegas。それはラスベガスの手前(LA側)にあるミニ・カジノエリア。

もちろん、そこはギャンブルで成り立っている小さな町。

 

その日はミニ・カジノエリアで一泊することにした。

鮮やかにネオンが輝く建物内に入ると、場末的なムードが漂っていた。渋~いおじさん達がタバコを咥えながら、カードやルーレットゲームを楽しんでいた。

そしてギャンブル場の中に強固な鉄格子が設置されていて、その奥には女性が控えている。それは換金ブース。

 

ポーカーゲーム

 

 

■ラスベガスを散策

ラスベガス、アメリカ、ネバダ州

 

翌日、やっとの思いでラスベガスに到着。やはり内陸は空気が乾燥しているから、コーラが体に染みる。

有料Parking lot(駐車場)にレンタカーを駐車して、しばらく周囲を散策する。

ラスベガスのホテルはどれもこれも敷地が広大であるため、隣のホテルに行く場合でもクルマが必要なほど。

 

■視界に入ったスズメ

歩道のベンチで休憩していると、何匹かのスズメが視界に入った。何気なくそのスズメたちを眺めると、妙に足が毛深い。小枝のような足に毛が生えている。

 

日本のスズメの足には毛が生えていないのに何故だろうと思った。アメリカの内陸に入ると昼夜の寒暖差が大きいこともあり、体温を保持するために毛深いのだろうかと思いにふけっていた。

スズメ、雀

 

地球上のあらゆる生き物は、体が生活環境に上手く適合するようにできている。これはミラクルと言うしかない。

 

では、ラスベガスの毛深いスズメは長い歴史の中で毛深くなっていったのだろうか。それとも、最初から毛深いスズメであったのだろうか。

ラスベガスのスズメも長い年月をかけて交配を繰り返してきている。

産まれた子供の中には毛深いスズメがいて、その方が内陸の環境に適しているから、毛深いオスとメスが交配を繰り返して、結果的に毛深いスズメが増加したのだろうか。

私は進化論について、どうも納得できないことが多い。

ダーウィンの進化論に対して否定説が少なくない今日。

真相は学者に任せよう。

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