赤信号でも車両は左折可能にすれば、交通の流れがより円滑になる

国によって道路交通法が微妙に異なります。

アメリカとカナダでは、原則としてドライバーは前方の信号機が「」であっても、周囲の交通に注意を払いながら減速、徐行して右折できます。(アメリカ大陸は右側通行)

実際、アメリカやカナダで自動車を運転すると、現地の道路交通法は合理的な車両運行に繋がっています。

街をグルっと一周する場合、なるべく右折するように道を選ぶことで、移動時間の短縮に繋がります。この法律は円滑な交通の流れにかなり貢献していると思います。

あとアメリカ国内の一部エリアにおいて、車両が夜間、治安が悪いエリアで信号待ちしているのは好ましくありません。車両がなるべく止まらないように右折できるのは、治安対策になります。

日本の道路交通法では、全車両が赤信号で停止

日本の道路交通法は前方の信号機が赤であれば、全車両は停止。自転車も。

しかし、深夜や交通量がほとんど無い場所であっても、全車両は赤信号を目前にして左ウインカーを出した状態で、ただ待つのみ。郊外や山間部のガラガラで人気が無い道路で、赤信号で停車しながら左ウインカーを出しているのは無意味と感じるのは管理人だけでしょうか。

これは国内全体として、無駄な燃料を燃やすことによる経済損失が計り知れませんし、CO2を垂れ流している状態。(アイドリングストップ採用車が増えましたが。)更に時間のロスにもなります。

エンジン車両はゼロ発進時、最も多くの燃料を消費し、排気ガスも一番汚れています。車両の排出ガス規制は、あくまで一定の条件下で測定した排気ガス濃度が基準を満たしていればOKなのです。事実上、車両のゼロ発進や加速中の排気ガスは毒ガスのようなものなのです。

円滑な交通の流れが大切

日本の交通行政は、とかく車両を頻繁に止めるような思想で道路を設計する傾向があります。しかし、全車両が円滑に流れている時は、あまり交通事故は発生しないのです。

むしろ、発進と停止や信号機がある場所で事故が多いのです。

交差点での事故発生は理解できます。概して、車両の速度が変化する時や複数の車両同士の速度差が発生する時に交通事故は発生しやすい傾向があると思います。

左折可

左折可

まれに、交差点で左折可の標識を見かけることがあります。↑白地に青い矢印の標識。(一方通行の標識とは色が違います。)

この標識は決して多くは見かけません。ドライバーによっては、一方通行の標識と勘違いすることがあるかもしれません。

日本の行政がこの「左折可」の標識を増やす方向で検討することで、日本国内の特に交差点の円滑な交通の流れにプラスに作用すると思います。

「左折可」の標識を増やすことで得られるメリットとして、以下が考えられます。

・交差点における車両の円滑な交通対策。

・交差点の渋滞緩和。

・CO2削減。

・排気ガス減少による環境対策。地球温暖化対策。

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