個の時代が進む21世紀-高林秀亘

ゴールド免許証の制度と矛盾点について雑感-優良ドライバーとは?

運転免許証

公安委員会から「運転免許証更新手続きのご案内」ハガキが送られてきました。5年に1回の更新手続きです。

管理人はゴールド免許歴が長く、更新手続きは比較的簡単です。

しかし、この運転免許証の更新時期が来るといつも思うのですが、ゴールド免許証にどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

ゴールド免許証のメリット

ゴールド免許証は、正しくは「優良運転者免許証」。まず、考えられるゴールド免許証のメリットは、

 

・任意保険の保険料がわずかに優遇される。

・運転免許証更新時の手続きが簡単。

・一目で無事故、無違反。

 

これくらいでしょうか。

 

 

ゴールド免許制度の矛盾点

家具

 

このゴールド免許制度の大きな矛盾点は、ペーパードライバーならば、皆ゴールド免許証を手にするところです。

ペーパーさんは、まったくと言っていいほど運転しませんから、減点や反則金制度の蚊帳の外にいます。

ペーパーさんは、貴重品を入れる場所に免許証を入れっぱなしでしょう。免許証のことなど、すっかり忘れた頃に「運転免許証更新手続きのご案内」が届きます。そして、更新手続き後、引き続きゴールド免許が交付されるのです。

この「優良」という言葉の定義を詳しく知りませんが、ペーパーさんは、車両を運転しないから違反が無かっただけです。

 

他方、職業ドライバーや日常的にステアリングを握るドライバーは、当然のごとく年間走行距離が多いです。年間の走行距離が多ければ、遵法意識が高い模範的なドライバーであっても、軽微な違反をしてしまう可能性を否定できません。

人間は、誰だって間違いを犯してしまうもの。

 

道路交通法の建前として、時速1km/hでも速度超過すれば違反です。一時停止の標識がある交差点で、車両のタイヤが完全停止しなければ、これも違反です。

中には、ゴールド免許証をポケットから取り出して、無事故無違反を顕示するドライバーがいるかもしれません。しかし、少なくとも無違反であることは有りえないでしょう。法定速度プラス5km/hや10km/hの速度で走行した時に、周囲に警察官がいなかっただけの話です。

 

トンネル

 

法定速度が50km/hの道路であっても、日本の多くの車両は60~70km/hで流れていることが多いのが現実です。

そのような状況で、単独車両が50km/hを維持すれば、円滑な交通の流れを阻害してしまいます。車両同士の相対速度が大きいと、それが事故を誘発する可能性が高まります。よって、多くの車両は交通の流れに乗って走行しているのが実情です。

 

優良ドライバーとは?

ゴールド免許制度に公平性を与える方法があるのでしょうか。

例えば、

年間走行距離と過去の違反経歴を勘案し、年間走行距離が多いドライバーであっても違反が無い、あるいは軽微な違反経歴であれば、一定の基準以上でゴールド免許証を与える仕組みが考えられるかもしれません。

他方、ペーパードライバーはただでさえ、まったく運転しないか稀に運転する程度。ペーパーさんの運転技術は明らかに低いのです。ペーパーさんは運転に慣れていないから、事故を起こす可能性が高くなります。

前方を走行中の自動車の動きを見ると、直感的にペーパードライバーが分かります。概して、運転に不慣れなドライバーは交通の流れに乗ることができず、ウインカー操作のタイミング遅れ、後方確認が不備のままの車線変更等、運転のぎこちなさが目立ちます。

 

ペーパーさんを優良ドライバーと定義するのは矛盾を感じるため、年間走行距離が少ないドライバーには、ゴールド免許を与えないようにすればいいかもしれません。

 

運転免許証に色区別が必要?

さて、ここで、どのように運転走行距離を記録していくのかという問題が浮上します。

過去から今まで、運転免許証に走行距離を記憶させるようなシステムは存在していません。

例えば、ETCカードのように、車両のインパネスロット部に運転免許証を差し込んで、免許証内のメモリーに走行距離を記録していくようなシステムの実現は不可能ではないでしょう。(この場合、官民の深い協業が必要。)

更に、車両に免許証を差し込まなければ、走行できないようにすることも可能でしょう。

 

しかし、ではバイクはどうするのかという問題があります。建設車両にも、そのような装備が必要なのかという問題もあるでしょう。

もちろん、このようなシステムを作れば、自動車メーカーにとってコストアップ要因となります。誰がコストを負担するのかという問題もあります。

 

諸問題が噴出して、あれこれと考えても決定打が無いようなら、ゴールド免許制度を見直すのも1つの案かもしれません。それによって、行政側の監理コストも低減できるものと思われます。

ところで、他国でこのように免許証にゴールド、ブルー、グリーンの色を付ける制度があるのでしょうか?

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