なぜバイクメーカーはTAMIYAデュアルライダー的なバイクを作らない?

2017年12月、模型メーカーの雄として君臨するタミヤから発売された電動RCモデル、「トリプルホイール ダンシングライダー」。(完成品)

そして2019年、ダンシングライダー(完成品)に続く、第2弾として発売された電動RCがデュアルライダー。

このRCモデルはフロントタイヤが1輪、リアタイヤが2輪の3輪車。車体をバイクのように左右にリーンさせながら曲がる構造。

デュアルライダーは3輪RCバイク。

管理人がデュアルライダーの動きを眺めていると、なぜバイクメーカーはこの手のバイクを企画しないのか不思議でならないのです。

では、今回の当ブログは、3輪バイクについて深掘りしてみたいと思います。

TAMIYAデュアルライダー

これがタミヤ電動3輪RCバイク、デュアルライダー。

車体は、かなり深いバンク角を確保しています。また、デュアルライダーは小回りが利く特徴があります。

車体が倒れても、プロポの操作で車体が起き上がり、走行できるというユニークな構造。

では、ここで人が運転するバイクに目を向けます。

三輪バイク

HONDA GYRO/ジャイロ

三輪バイクは別段、珍しい乗り物ではなく、かねてよりHONDA「ジャイロX」や「ジャイロキャノピー」というモデルが存在しています。

このモデルはEVシステムを搭載する「ジャイロe:」。

HONDAのジャイロシリーズはデリバリーやビジネスシーンでよく使われているバイク。誰もが1度や2度はジャイロを見かけたことがあると思います。

YAMAHA NIKEN GT

YAMAHA NIKEN/ナイケンGTはフロントタイヤが2輪、リアタイヤが1輪の3輪バイク。

スペックはこちら。

【エンジン】直列3気筒、845cc

【最高出力】116PS/10,000rpm/min.

【最大トルク】8.9kgf・m/8,500rpm/min.

【車両重量】267kg

ヤマハNIKEN/ナイケンは趣味性が高い大型バイク。フロント周りの大掛かりな構造が目を引きます。ヤマハはNIKEN以外にも、3輪バイクに力を入れているメーカーです。

YAMAHA TRICITY300

YAMAHA TRICITY/トリシティ300は300ccエンジンを搭載する3輪バイク。

スペックはこちら。

【エンジン】水冷単気筒、292cc

【最高出力】29PS/7,250rpm/min.

【最大トルク】3.0kgf・m/5,750rpm/min.

【車両重量】237kg

YAMAHA TRICITY155

YAMAHA TRICITY/トリシティ155は155ccエンジンを搭載する3輪バイク。

YAMAHA TRICITY/トリシティ155は155ccエンジンを搭載する3輪バイク。

スペックはこちら。

【エンジン】水冷単気筒、155cc

【最高出力】15PS/8,000rpm/min.

【最大トルク】1.4kgf・m/6,000rpm/min.

【車両重量】165kg

YAMAHA TRICITY125

YAMAHA TRICITY/トリシティ125は125ccエンジンを搭載する3輪バイク。

スペックはこちら。

【エンジン】水冷単気筒、124cc

【最高出力】12PS/7,500rpm/min.

【最大トルク】1.2kgf・m/7,250rpm/min.

【車両重量】159kg

(出典)YAMAHA Motorcycle

YAMAHA3輪バイクを考察

YAMAHAがフロントタイヤ2本、リアタイヤ1本の3輪バイクを開発したコンセプトとして、車体の安定性と転倒リスクの軽減。

YAMAHAは3輪以上の乗り物をLMW(Leaning Multi Wheel)と表現しています。

バイクのフロントタイヤを2本にすれば、フロントタイヤ1本の接地面のμが変化しても、もう1本のフロントタイヤが路面を捉え続けます。よって、コーナーリング中に2本のフロントタイヤが横方向へ滑りにくく、この設計が大きな優位点となります。

その反面、フロントフォークが2本×2=4本必要であり、高剛性リンクパーツも必要となるため、部品点数増によりフロント周りの重量が増大してしまうデメリットを併せ持ちます。

TAMIYAデュアルライダーを現実化できないものか?

管理人は30代前半まで、バイクを所有していました。乗り継いだバイクは、オンロードの4気筒400cc、4気筒250cc、そして、オフロードの単気筒250cc。

近距離から中長距離の移動手段、ツーリングの相棒として走行を重ねたものの、バイクのフロントタイヤがグリップを失い、それがきっかけで転倒してしまうケースはそうそうあるものではありません。

ライダーは走行中、四輪ドライバーより路面状態に神経を使っているため、マンホールや白線、キラリと光るビスや釘などが視界に入ってくると、そのシーンに応じてバイクをコントロールしています。

また、バイクの前後ブレーキはそれぞれ独立しているため、ライダーは状況に応じて前後ブレーキの強さを無意識にコントロールしています。

あるあるの転倒原因

ビギナーや雨天時のタイヤのグリップ力が分からないライダーの場合、些細な操作ミスでフロントから転倒してしまうケースはあると思います。

あと、あるあるケースとして、中型バイク以上の場合、バイクの重量を足で支えられずに立ちごけしたり、Uターン時にバランスを崩して転倒してしまうケースの方が多いと思います。

結構、Uターンが苦手なライダーが多いのです。

リッターバイクともなると車重が200kg超となるため、方向転換などの取り回しの際、些細なミスでバイクを倒してしまうケースもあるでしょう。

それらを考えると、当然ながら、2輪より3輪バイクの方が安定性が高くなります。

2人乗りの3輪バイク

フロントタイヤを2本にすると、個人的にバイク全体のアンバランス感が否めないのです。また、部品点数が増えるため、確実に車重が重くなります。

そこで、管理人の頭の中でイメージしている3輪バイクは、TAMIYAのデュアルライダーで2人乗り仕様。エンジンの搭載位置は自ずとリアになるでしょう。

なお、リアに排気量の大きなエンジンを搭載するとなると、冷却の問題が浮上するかもしれません。排気量は400cc以下で単気筒、または、2気筒であれば、冷却の問題は解決できるかもしれません。

HONDAジャイロを彷彿させるような中型クラスの3輪バイクならば、キャノピーの設置が容易なため、日常の買い物からツーリングまで多目的な移動手段となります。

HONDAさんあたりならば、TAMIYAデュアルライダーを彷彿とさせる3輪バイクが作れそうな気がします。イメージとして、一部のマニアが食指を動かすような大型3輪バイクではなく、電動化も視野に入れたバイク。

バイクメーカーからデュアルライダーを彷彿とさせるような3輪バイクが提案されたら、バイク市場に新しい風を吹き込むことができるかもしれません。

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