電動ラジコンカーRCカーはドリフトラジコンより2WDが面白いと思う

管理人が電動RCカーを始めたのは小学生の時。当時、RCカーにどっぷり浸かっていました。その後、社会人になってRCカーから遠ざかり、20代後半に再びRCカーを始めたのです。

そんな経緯もあり、管理人は電動ラジコンカーの経験とうんちくを多少持っています。と言いっても、近年のRC事情については素人同然。

以下は、あくまで個人のつぶやきですから、ご意見とご感想があれば最下段のコメント欄からお便りください。

サスペンションパーツはアルミがベスト

今日において、RCカーは完全に大人の趣味の世界。子供たちがRCカーで遊んでいる姿を見ることがありません。やはり、子供たちはゲームがいいのでしょうか。

しかし、いくらPlayStation®のグランツーリスモの中で走り回っていても、それはゲームの世界。実車とはクルマの動きが違います。

その点、ラジコンカーは自動車を学ぶ上でとても勉強になります。

その中でも、一番手軽なモデルは電動RCカー。電動モデルは騒音問題が無く、手軽で狭い日本にはうってつけのホビー。

S15シルビアSilvia-ドリフト

管理人のRC歴は全て電動RCカーでオンとオフロードマシーンの両方。駆動方式はMR、RR、4WDの3種類。

某メーカーの4WD、RCカーキットを購入した時、各パーツがプラスチックだらけで少々驚きました。キットの中身は、あたかもプラモデルのよう。

まあ、プラスチックでも設計と素材によって軽量化と剛性を確保できるため、悪い選択ではないでしょう。メーカーは金型さえ作れば、あとは量産によるコストダウンが容易いと思います。

しかし、サスペンションのアーム類がプラスチックだと、どうしても剛性不足や微妙なガタによるアライメント変化が発生します。これが原因で直進性の悪化、コーナーリング時の車体の挙動変化、タイヤがスムースに回転しない等の問題が出ます。

ドリフトもいいけど

管理人は書店に立ち寄った際、時折、RCマガジンに目を通す時があります。最新情報には疎いものの、相変わらず4WDドリフトマシーンの記事が目立ちます。

ドリフトラジコンは4WDとローグリップタイヤが必須。確かに4WDならば、車体がスピンしにくくコントロールが楽と言えば楽。

しかし、ターマックでのドリフトは曲芸に近い走法。やはり、RCでもドリフトはお遊びの曲芸に近いものがあります。(RCそのものがホビーですが・・)

それはそれで楽しめるでしょう。

しかし、RCから実車まで、自動車とタイヤのグリップ力の関係、走りの美しさ、スピードとラップタイムを理解している人はグリップ走法が基本。

RCでも実車でも、車をドリフトさせると、車速が明らかに低下します。実車のドリフトはタイヤから派手なスキール音と白煙が出て豪快な走法ではあります。

しかし、ドリフトはリスクが高く、明らかに車速が遅くなる走法。

この世にドリフトを広めた、あの「ドリキン」こと土屋圭市氏は、現役時代のレースでは派手なドリフト走法をしませんでした。そんな走りをしたら、遅くなってチームからクビ宣告を受けてしまいます。

実車でもRCでもターマックでの本来の車の走らせ方は、なるべくカウンターステアを当てないゼロカウンター走法!

4WDは安定しているけど

ちなみに、管理人が最初に購入した4WDモデルはシャフトドライブの直結4WD。

4WDモデルにはセンターデフが無いのかと思いつつ、コストの関係で採用は難しいのでしょう。センターデフの代わりにワンウェイパーツがあります。

RCといえども、さすがに直結4WDではアンダーステアが強すぎて根本的に無理のある構造。なお、急坂をゆっくり走らせるクローラーなら直結4WDでもいいでしょう。

依然、電動RCカーの世界は4WDが主流のようです。しかし、個人的にはオンロード電動RCカーならば2WDが好み。

実車でも、レーシングカーの世界では駆動方式は2WD。GT300やGT500、フォーミュラでもドイツのDTMにしても全て2WD。もちろん、4WDはトラクション性能が高いメリットがあるものの、無視できないデメリットもあります。

電動4WDラジコンカーの問題点

・パワーONでアンダーステアが強い。(直結4WD、センターデフ無しの場合)

・部品点数の増加による重量増。(加速、減速、コーナリングへの影響)

・ギヤやベルト数が多く、フリクションロスの増加。

・モーターのパワーが駆動系の摩擦抵抗に食われ、加速性能の鈍化。更に、1パックバッテリーあたりの走行時間が短い。

・4WDは2WDと比べてメンテナンスの手間が2倍。

以上の理由もあって、管理人は2WDの方が面白みがあると思います。

電動2WDラジコンカーの問題点

F1

もちろん、2WD RCカーの問題点が無いわけではありません。

・スピンしやすい。

・シビアなスロットルコントロールが必要。

・ホイールスピンの問題。

そもそも、RCカーは遠隔操作によって動くため、操縦者はシビアな動体視力とコントロールが要求されます。操縦者は目から入ってきた情報だけでRCカーをコントロールするため、実車とは違うコントロールの難しさがあります。

そこで、その部分は電子制御によってコントロールすればいいと思うのです。

実車の世界では「トラクションコントロール」と「横滑り防止装置」は普通の装備。バイクの世界でも、一部のリッターバイクやドゥカティはDTC(トラクションコントロール)を装備しています。

トラクションコントロールのイメージ(For 2WD)

F1

【1】ホイールにセンサーを取り付けて、常時4つのタイヤの回転数をモニタリング。

【2】リヤ駆動の場合、フロントタイヤの回転数に対して、リヤタイヤの回転数が一定以上、上回るとトラクションコントロールがアンプを制御する。この効き具合は5段階、10段階という具合に調整可能にします。Off機能も必要。

【3】これによりホイールスピンとスピンの回避に繋がる。

横滑り防止装置のイメージ

ジャイロは標準装備にして、アンダーステア、またはオーバーステアが発生すると、操舵角とヨーレートセンサーなどからの情報を基にモーターを制御する。

電動RCカーにはブレーキが無いため、モーターの回転を臨機応変に自動制御することで横滑りを防止します。この機能も効き具合を段階的に調整できるようにします。

そもそも、電動RCカーは軽ければ軽いほど軽快感が出てコントロールの幅が広がります。これは実車も同様。複雑な車体構造にしない方がいいと思うのですが。

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