レジ袋有料化&マイバッグでCO2削減による地球温暖化対策が可能?

2020年6月以降、レジ袋の有料化が一気に進みました。

管理人がたまにマイバッグを忘れてしまい、スーパーのレジで5円前後のレジ袋を購入するのは何とも不思議な感覚を抱きます。

昭和の時代から平成にかけて、スーパーマーケットのレジ袋は無料で当然でした。このレジ袋の有料化は、私たち日本人の生活の中で見逃せない変化のような気もします。

このレジ袋有料化により、環境問題への効果的な対策となり、CO2削減により地球温暖化を抑制することができるのでしょうか?

レジ袋有料化の理由

レジ袋有料化の理由は次のようです。

・レジ袋の使用量削減により、地球温暖化の原因となるCO2排出を抑え、ゴミの削減や石油の節約をめざすため。

・レジ袋はプラスチック製容器包装の中で大きな割合を占めており、その安易な配布・使用を抑制し、買い物袋の持参を促進することは、ごみの発生抑制を図る。

・レジ袋を有料化し、袋の利用数を削減させることで環境に対する負荷を引き下げることが可能となるなどのメリットがある。

コンビニもレジ袋の有料化へ

環境省がレジ袋の有料化を義務化

環境省は小売店で配布されるレジ袋の有料化を義務付ける方針を固めた。コンビニも対象。

廃プラスチックの環境問題が深刻になっているため、レジ袋を減らすことによる汚染防止が目的。

2019年度にも経済産業省や農林水産省などの関連省庁を含めて協議し、2020年度以降の義務化を目指す。

(出典)2018/10/16 日本経済新聞(日刊)

2020年7月1日より、プラスチック製買い物袋の有料化がスタートしました。

環境省の方針により、コンビニでもレジ袋は有料。あと、2020年6月、ドン・キホーテもレジ袋が有料化されました。

地球温暖化とCO2の関係

地球

マスコミの度重なる報道により、地球温暖化の原因があたかもCO2(二酸化炭素)であると洗脳されている人が多いかもしれません。

マスコミが毎日のようにCO2削減に関するニュースを流しているため、無理もありません。

ここで押さえておきたいのは、空気中の二酸化炭素の割合はわずか。窒素が大半なのです。

空気中の酸素、窒素、二酸化炭素の割合は次のとおり。

・酸素濃度の割合:約21%(210,000ppm)

・窒素の割合:約78%

・アルゴンの割合:0.93%

・二酸化炭素(CO2)の割合:約0.03%

気象庁のデータからも、確かに1987年から現在にかけて、空気中のCO2濃度は上昇を続けています。日本の観測地点である綾里では、2012年より二酸化炭素の月平均値が400ppmを超える月が見られます。

地球温暖化と異常気象の関係

日本の夏は異常気象の影響を受けて外気温が35℃以上の猛暑日が常識化し、地域によっては40℃超を記録します。

盛夏の時期、外気温が30℃台後半まで上昇すると、アスファルト路面は余裕で50℃を超えます。

人がこのような状況下で歩き続けたら、生命の危険すら感じます。

2017年あたりから日本に上陸する台風が大型化、狂暴化し、強風と水害で深刻な被害を受けるエリアが拡大しています。

ここで、夏の猛暑や大型台風の原因はCO2による地球温暖化なのでは?と早合点してしまう人がいるかもしれません。

しかし、地球温暖化とCO2排出量の因果関係は実のところ、はっきり分かっていません。CO2犯人説にした方がメリットを得られる人たちがいると考えた方がいいでしょう。

日本が排出している地球温暖化ガスの割合

アメリカ、中国、ロシア、インドは温暖化対策をしていません。これら4大国は地球温暖化ガス全体の50%を排出しているのに、なぜでしょう?

片や、日本が排出している地球温暖化ガスの割合は全体の3%程度。

私たち日本人がCO2対策やら、環境対策やらでハイブリッドカーに乗り換えたところで、4大国では今も景気よく化石燃料を燃やし、じゃんじゃんCO2を排出しているのです。

ハイブリッドカーは部品点数が多く、リチウムイオン電池やニッケル水素電池、DC-DCコンバーター、モーターなどを製造するためには様々な素材が必要です。

サプライヤーが商社経由で世界中から素材を集めて部品を製造している以上、リサイクルシステムを完璧にしない限り、むしろ環境対策に逆行しているとも考えられるのです。

海外に目を向けると、アメリカで最も人気が高く、売れている自動車は車体が大柄でエンジン排気量が大きいピックアップトラック。

今もアメリカは「いったい、CO2って何?」という国。

アメリカ人は化石燃料を大量に燃やし、CO2を撒き散らしながら生活しているのです。

日本人がエコ活動をしたところで、地球の気温は変わらないと考えていいでしょう。

地球は氷河期へ向かっている可能性

科学界のインディー・ジョーンズ、長沼毅准教授の見解

そもそも、地球の気温は上下を繰り返し、今まで何回も氷河期を繰り返しています。

正しくは氷河期を「氷期」と言い、氷期と氷期の間を「間氷期」と言います。

過去を遡ると、40万年の間に4回の氷期があったと言われています。ざっと、10万年毎に氷期が繰り返されていることになります。

ミランコビッチ・サイクル

地球上の気温は上下動があるもので、主因はミランコビッチ・サイクルが有名。

地球の自転軸は約23.4度ほど傾いています。この角度が何万年もかけて微妙に変化するようです。これにより、日射量が変動し、地球上の気温が上下する地球と宇宙のメカニズム。

太陽活動の変化

更に、太陽活動の変化が地球の外気温の変化をもたらします。管理人は地球温暖化の原因をCO2だけに限定するのは無理があると考えています。

そもそも、地球は30年前と比較して、外気温の上昇はわずかなのです。

あと、温暖化によって北極と南極の氷が溶けると海面が上昇するといった報道がなされているものの、水が凍ると体積が増加して、その増加分が水面上に頭を出しているだけ。

海面の水位は月の重力によって、毎日大きく上下を繰り返し、海外では最大10メートル以上も水位が変化する場所があります。極点の氷が溶け気味になっても、海面の水位を押し上げるのは簡単なことではないと考えた方がいいと思います。

それ以前に、地球が温暖化すれば海水が蒸発して雲となり、極点では必ず雪となって落下するため、極点の氷は増えると考えるのが正しいと思います。

しかし、現実問題として、インドネシアの首都ジャカルタの海に面した地域は地盤沈下と潮位上昇により、満潮時は町が水浸しになる問題がNHKによって報道されています。

レジ袋の有料化にメリットは有るけど

話を戻しますと、日常生活の中で「エコ」という言葉を目や耳にしない日が無いほど、あらゆるメディアで「エコ」が躍っています。

これだけエコブームが続いているからこそ、どの企業も「エコ」をビジネスに上手く結び付けたいと考えたくなります。

冒頭のレジ袋有料化の理由の中で「ゴミの削減や石油の節約」「環境に対する負荷を引き下げ」という文面に矛盾はありません。

ゴミを減らすことで、全国自治体の財政負担の軽減に繋がり、石油への依存を抑制することにより、環境負荷の低減化に繋がるのは確か。

更に、レジ袋の使用量を削減することで、海鳥、魚、クジラ、ウミガメなどの野生動物のビニール袋の誤飲問題と被害の軽減が期待でき、環境汚染の防止に繋がります。

しかし、「レジ袋の使用量削減により、地球温暖化の原因となるCO2排出を抑える」といった理由付けは、少々オーバートークに聞こえます。

これにより、私たち買い物客は別途、化学繊維を含む買い物バッグ/マイバッグを用意するわけで、他所で石油系繊維を生産しているのです。

流通業にとって追い風

流通大手ともなれば、レジ袋の仕入れ代金だけでも、年間を通して大きな金額になると推測されます。かつて、店舗は来店客数プラスαのレジ袋の負担が必要でした。

そのレジ袋を有料化すれば、決して小さくない経費削減に繋がると考えられます。企業負担であったレジ袋の代金がまるまる浮くのです。

流通業はレジ袋を1枚あたり3円や5円で売り、むしろ利益を上げているかもしれません。

環境省のレジ袋有料化の建前はどうであれ、流通業の本音としては、レジ袋の有料化は確実な経費削減策であるのは間違いないでしょう。

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