個の時代が進む21世紀-高林秀亘

メーカーは販売代理店制度からアフィリエイト販売を視野に入れる時代

パソコン,タブレット

従来の製品の流通の流れは、製造メーカーが問屋へ商品を卸し、商品によっては2次、3次問屋を経て小売店に並びます。あるいは、メーカーが販売代理店を募集して、代理店経由で商品を流通させています。

ところが、これらの流通システムは大きな曲り角に直面しています。

 

メーカーの悩み

メーカーが頭を痛める問題の1つとして、商品の流通価格の値崩れです。今まで、多くのメーカーは、あの手この手を使って、小売り価格の維持に努めてきました。勿論、独占禁止法の範囲内での話です。

しかし、ここまでインターネット通販の市場が拡大すると、メーカーとしては小売価格の維持に限界があります。

 

頻繁なモデルチェンジ

メーカーが新製品を発売しても、ネット市場では、短期間で小売価格の値崩れが発生します。よって、メーカーは短期間でマイナーチェンジ、あるいはモデルチェンジを繰り返して、小売価格を維持していかざるを得ない事情があります。

そして、それがメーカーの経営を圧迫してしまうのです。

インターネット通販の拡大に比例して、この連鎖がスピードアップしています。誰も、この連鎖を止めることはできないでしょう。

 

アフィリエイトの活用

この問題を解決する方法が1つがあると思います。

従来の巨大な流通経路を抱えている大企業群は、そう簡単に流通革命を起こすことは難しいでしょう。

その点、メーカー業を営む中小企業は、従来の販売代理店制度を見直して、アフィリエイター販売に切り替えるのが1つの方法かもしれません。

勿論、メーカーはアフィリエイターに対して、適切なアフィリエイト報酬を与える必要があります。

 

このメリットは次のとおり。

 

・商品の小売り価格が値崩れしない。

・ブランドイメージを保つことができる。

・メーカーの利益率はほとんど変化しない。

・商品のライフサイクルを延ばすことができる。

 

勿論、いいことばかりではありません。

 

・メーカーが販売用Webサイトを用意する必要がある。(自社ウェブを用意しない方法も有り。)

・メーカーが物流機能を構築する必要がある。(物流の外部委託も可能)

 

メーカーの経営者は、デメリットを見て顔をしかめるかもしれません。しかし、ネット通販の世界で、販売代理店の間で価格競争が進むと、代理店はその商材の取り扱いから撤退も視野に入れるようになります。

代理店は不毛な価格競争から撤退していくのは、当然です。

インターネット通販が右肩上がりで上昇を続けている中で、メーカーは販売代理店が減少していく問題にも直面しているかもしれません。

 

アフィリエイターは手強いよ

今後、アフィリエイトによる商品の流通は、将来性があると思います。

なお、アフィリエイターに商品の紹介を依頼する以上、相手は大切なパートナーです。この意識が足りないメーカーがまだまだ目立ちます。

メーカーは、同業他社の中で生き残っていくための戦略が重要となります。アフィリエイターは、あまりメリットが無い商品や紹介しにくい商品であれば、即、同業の商品のアフィリエイトに流れていきます。

アフィリエイト報酬が1%といった、アフィリエイターの労力を無視しているメーカーは相手にされません。アフィリエイトの紹介ページを作成するためには、リサーチを含めて時間がかかる大変な作業です。

アフィリエイターは、メーカー業の社長さんが想像する以上に俊敏で、すばしっこい人達です。しかも、インターネットの環境変化はリアルワールドの比ではありません。

戦略を練ってください!

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