Amazon,楽天,Yahooで売る?それともWordPressの自社ECサイトで売る?

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ネットで物販系ビジネスを立ち上げる場合、最初の第一関門として大きく立ちはだかるのは具体的な販売戦略。

Amazonや楽天、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、ポンパレモールのようなネットショッピングモールで売るのか、それともWordPressで自社ECサイトを立ち上げて売るのか大きな悩みどころ。

どのような商材を売るかによってECの立ち上げ方は異なります。例えば、Amazonと楽天ユーザーの属性には違いがあるため、プラットフォームと商材とのマッチングの問題もあります。

一概に答えが出ないECの世界で、まずは各ネットショッピングモールと自社ECサイトの特徴を挙げて比較してみます。

Contents

日本で代表的なネットショッピングモール

日本で代表的なネットショッピングモールとして次が挙げられます。

BASE

STORES.jp

Amazon

楽天市場

Yahoo!ショッピング

ヤフオク!

ポンパレモール

上記の中で「BASE」と「STORES.jp」はネットショッピングモールというより、ショッピングカート付きのネットショップを無料で作ることができるツール。「BASE」や「STORES.jp」に登録し、商品の写真と説明文を入力していくだけで簡単にネットショップを作れてしまうため、EC初心者に最適と言えます。

ネットショッピングモールを利用するメリット

・高いセキュリティ対策

・圧倒的な集客力

・販促のための企画が豊富

デメリット

・出店数が多く、ややもすると埋もれてしまう可能性

・楽天の場合、顧客リストを入手できない

・オプション手数料が別途発生する

では、順に各モールの特徴を見ていきましょう。

BASE(ベイス)

BASE ベイス

BASE

BASE(ベイス)は既に600,000店舗を突破している人気のネットショップ作成サイト。初めてネットショップを作るならばBASEは敷居が低いサービスです。

■月額費用:無料

■商品登録数:無制限

■エスクロー決済手数料:3.6% + 40円

クレジットカード:VISA, mastercard, AMERICAN EXPRESS, JCB

キャリア決済:docomo, au WALLET, SoftBank, Y!mobile

銀行振込:SMBC三井住友銀行

コンビニ決済、Pay-easy:LAWSON, FamilyMart, MINI STOP, Seicomart, Pay-easy

後払い:各コンビニ

初期費用も月額費用も「0円」。商品が売れた時だけ決済手数料が「3.6% + 40円」かかります。よって、BASEを利用するリスクはゼロと言っていいでしょう。いや、ゼロです。

YouTuberの中には、ステッカーや各種グッズ販売でBASEを利用している方がいます。

なお、BASEには集客機能は無いため、自分でマーケティングを仕掛ける必要があります。例えば、ブログや自社のオフィシャルサイト、Instagramから自分のBASEストアへリンクを貼る方法があります。

なお、BASEは複雑な送料設定ができないため、その点はログインして確認する必要があります。詳細はこちら。

無料ネットショップ開業【BASE】

STORES.jp

stores.jp

STORES.jp

STORES.jpの基本的なコンセプトはBASEと同じです。初めてネットショップを作るならば、STORES.jpはBASEと同様に敷居が低いサービスです。

■月額費用:無料(プレミアムプランは月額980円(税別))

■商品登録数:無制限

■決済手数料:5%

クレジットカード(VISA, mastercard, AMERICAN EXPRESS)、コンビニ決済、翌月後払い(Paidy)、銀行振込、PayPal(VISA, mastercard, AMERICAN EXPRESS, JCB)、キャリア決済、楽天ペイ

※Amazon Payの場合、決済手数料は4%。

初期費用も月額費用も「0円」。商品が売れた時だけ決済手数料が「5%」かかります。よって、STORES.jpはBASEと同様に利用するリスクはゼロ。

STORES.jpには集客機能は無いため、自分でマーケティングを仕掛ける必要があります。BASEと同様に、ブログや自社のオフィシャルサイト、Instagramから自分のSTORES.jpストアへリンクを貼る方法があります。詳細はこちら。

驚くほど簡単にオンラインストアが作れる!【STORES.jp】

Amazon

Amazon.co.jp アマゾン

Amazon.co.jp

言わずと知れたAmazon.co.jp。アマゾンプライム会員から安定的に支持されているアマゾンは日本で最もアクセスが多いネットショッピングモール。

■月額出店料とシステム利用料

大口出品、月額4900円(税別)+ 販売売上に対するロイヤリティ
小口出品、月額無料 + 1点注文毎に100円 + 販売売上に対するロイヤリティ

ロイヤリティはカテゴリー毎に定められています。カメラ、パソコン、パソコン周辺機器、エレクトロニクス、大型家電のロイヤリティは8%、それ以外のカテゴリーは大雑把に10~15%。

出品型ネットショッピングモール

アマゾンは出品型のネットショッピングモール。

管理画面で各商品の情報を登録することで比較的、手間を掛けずに出品できます。

楽天市場

楽天市場

楽天市場

■月額出店料:がんばれ!プラン、19,500円(税別)1年分一括払い

■システム利用料:売上の3.5~7.0%

出店型ネットショッピングモール

楽天市場は出店型ネットショッピングモール。

RMSと呼ばれる管理画面で店舗のトップページを作り、各カテゴリー毎に販売ページを作り込んでいきます。楽天市場はリアルなショッピングモールに似ていて、店舗デザインから各商品の陳列、POPの設置まで自由度が高いのが特徴です。言わば、楽天の中に店舗を構えるようなイメージです。

楽天の各店舗を閲覧すると、色鮮やかな各種バナーと縦に長い販売ページが特徴的。商品の特徴を画像と文字で詳細に説明しているのが楽天の特徴です。

楽天は食品関係に強い特徴があるものの、アパレルやインテリア関係は難しい傾向があります。

楽天市場の資料請求はこちら。

ネットショップ出店案内【楽天市場】詳細はこちら

出店を申し込む場合はこちら。

ネットショップ出店案内【楽天市場】お申込みはこちら

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング

■初期費用:無料

■月額システム利用料:無料

■売上ロイヤルティ:無料

■Tポイント原資負担:2.5~16.5%(2.5%は必須で1%はストアポイント、1.5%はボーナスポイント充当分)

■アフィリエイトパートナー報酬原資:1~50%(1%は必須)

■アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

Yahooショッピングは固定費が不要ということもあり、楽天市場の10倍以上の出店店舗数を誇ります。お店が埋もれがちのため、広告を活用したマーケティング戦略も重要となります。

ヤフオク!

ヤフオク!

■初期費用:無料

■月額システム利用料:無料

■落札システム利用料

プレミアム会員:落札価格の8.64%(税込)

プレミアム会員以外:落札価格の10.0%(税込)

日本ではゆるぎない人気を保つヤフオク!は中古品販売に最適なプラットフォームです。

ポンパレモール

ポンパレモール

ポンパレモール

■初期費用:20,000円(税別)

■月額費用:29,800円(ベーシックプラン)

■ロイヤリティ:2.5%

■ポイント原資:3%

■クレジットカード手数料:2.9% + 15円

リクルートのグループ会社が経営母体となるポンパレモールは2013年3月にスタートしたネットショッピングモール。

ポンパレの集客力は楽天市場やAmazonに及ばないものの、最低価格保証という企画がユニークです。これは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ポンパレの各モールの中で最安値であることをポンパレが保証して販売する企画です。

自社ECサイト by WordPress

WordPress

ネットショッピングモールへ出店する場合、Yahoo!ショッピングを除いて月額出店料と売上に対するロイヤリティが発生します。プラットフォームを使う以上、これらは必要経費です。

ネットショッピングモールへ出店することは、リアル店のイオンのようなショッピングモールへ出店するのとイメージは似ています。人気が高いネットショッピングモールの大きな特徴は圧倒的な集客力。

その点、WordPressでECサイトを制作して運営する場合、レンタルサーバー費用とドメイン取得費用、ショッピングカート使用料等が発生するものの、売上に対するロイヤリティは発生しません。当然です。

WordPressでECサイトを運営することは、自社で路面店を出すようなイメージ。WordPressとGoogleは親和性が高いものの、集客のためにはSEOを視野に入れたページ作りとPPC広告を視野に入れたマーケティングも必要とされます。

自社ECのメリット

・月額固定費を抑えることができる

・ロイヤリティがゼロ

・マーケティングの自由度が高い

自社ECのデメリット

・集客の仕組み作りが必須

・ブランディングに時間が必要

・セキュリティ対策に細心の注意が必要

注意点として、世界中でWordPressを狙ったブルートフォースアタックと呼ばれる総当たり攻撃が頻発しています。

これは、プログラムがWordPressのログイン画面に対してランダムなパスワード攻撃を仕掛けるもので、数打てば当たる的な攻撃。

万一、WordPressがハッキングされてしまったら、内部データが書き換えられたり、ログインパスワードが変更されてしまったら最悪としか言いようがありません。

自社ECは個人情報を扱うため、不正アクセスによる万一の事態が発生しないような仕組み作りが最重要課題です。

ショッピングカート

WordPressでECサイトを立ち上げる以上、信頼性が高いサーバーとショッピングカートが必要です。以下のサービスはWordPressに対応しています。

 Welcart(ウェルカート)

 EC-CUBE

まとめ

ネットショッピングモールへ出店するのと自社ECサイトの構築を比較すると、各ネットショッピングモールのユーザー属性が微妙に異なり、路面店とも言える自社ECサイトは独自のブランディングが必要です。

それぞれ一長一短があるため、一概にこれがベストとは結論を出すことはできません。

以下は、あくまで管理人の個人的な考え方のため、参考程度に留めてください。

自社ECサイトを制作するとなると、ドメイン取得からサーバーの確保、セキュリティ対策、各ページの作り込み、ショッピングカートの実装まで全てゼロから立ち上げる必要があります。

自社ECサイトの制作には数多くの工数が必要で、GoogleクローラーがECサイトの各ページをキャッシュ&インデックスしていくまでに日数がかかります。

更に、集客していくにはSEO対策とPPC広告を視野に入れたマーケティングが必要です。

マーケティング戦略の一つとして、最初はネットショッピングモールへ出店する考え方があります。ECビジネスは集客に左右されるため、モールの集客力に期待してスタートします。もちろん、出店の当初から商品が飛ぶように売れるというような甘い期待は禁物です。

次のステップとして、集客とブランディングのためにWordPressで自社ECサイトを制作し、ECサイトから自社のネットショッピングモールへリンクを貼る方法があります。この方法は、Welcartのようなショッピングカートの実装は不要ですし、セキュリティ対策に神経を使う必要もありません。

もし、月々のロイヤルティが重荷に感じるのであれば、Welcartのようなシステムを実装すればいいのです。

経営資源と時間を効率的に使う方法として、以上のマーケティング戦略が考えられます。

もちろん、商材によっては、各ネットショッピングモールへの出店が相応しくないと判断されるケースもあると思います。また、1ページのペラサイト(LP)を用意して、アフィリエイター経由で商品やサービスのマーケティングを展開する方法もあります。

大きな資本を投下してECビジネスをスタートさせる企業は別として、ECビジネスをスタートさせる最初の段階では、小規模でスタートしながらPDCAを繰り返していくことでリスクを最小限に抑えることは可能です。

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コメント

    • さちりん
    • 2019.01.28 3:12pm

    こんにちは
    ブログランキングからの訪問です。
    それぞれお得なプランがあるんですね。
    参考になりました。
    ありがとうございました。

      • Heeday
      • 2019.01.28 4:15pm

      さちりんさん

      コメントありがとうございます。
      ECのプラットフォームは様々ですし特徴もそれぞれですね。

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