個の時代が進む21世紀-高林秀亘

2013年総括-アベノミクスは特効薬か、それとも一時のカンフル剤か

2013年

2012年12年26日に安倍内閣が発足して1年が経過した。民主党政権時の日本の株価はガタガタであったが、この1年で日本株は50%以上、民主党政権時の頃と比べて70~80%の上昇である。

それだけでも救いと言えば救いだ。

更に、安倍政権は2%のインフレ誘導を目標としているが、確かにデフレほどたちの悪いものはないのは総国民が長年、肌身をもって感じてきている。日本ではダラダラとデフレが続いてきたことからも、デフレに付ける薬は無いに等しい。

では、インフレ転換を図ればそれで上手く日本経済が上昇気流に乗れるのかと言えば、そう簡単ではないと思う。

一言で言うならば、株価上昇とインフレ誘導、円安誘導は大企業と一部の富裕層のための政策に他ならない。

そもそも大企業は人件費の安さを求めて海外移転が完了しているし、一次下請けもそれに同行完了となっている。

日本国内の事業所の99.7%は中小企業。かつて、製造業の従事者は92年の段階で1,600万人を超えていたものの、2013年現在では1,000万人を割っている。製造業の就業者数は約40%もダウンしているのだ。

これが意味するのは何であるかは、言うまでもないだろう。

更に個人的な感想として、東京以外の地方経済の衰退が確実に進んでいる。

新幹線で都市間を結ぶ点と点の移動だけではあまり見えてこないかもしれないが、JRの各駅停車(鈍行)に乗り込んでマイナーな駅で下車すると、その駅周辺の活気の無さに驚く。決してマイナーではない駅でさえ似たようなものだ。

 

この1年のアベノミクスによって、全国の中小企業が息を吹き返しているのだろうか。Yesと即答できる中小企業の割合はそれほど多くは無いのが現実だと思う。

というのも産業構造が既に変化していることもあって、特別な技術を持つ企業を除いて、製造業の時代は過去の産業となりつつある。

私の記憶では、日経平均がたった1年で50%以上も上昇した年は無い。このアベノミクス景気は円安と株高による期待値によるものであって、実態経済を反映したものではないと捉えている。

しかし、医療の世界ではプラセボという言葉がある。ビタミン剤のようなものであっても、患者がそれを飲んで病気が治るという「気」を持つことで、実際に快方に向かうことは珍しくない。

景気の「気」を支えているのは人の気持ちでもあるから、気の持ち方によって消費と投資が左右される。「気」は振り子のように行ったり来たりを繰り返すもので、右にも左にも行き過ぎることが多い。

それが人の心理である以上、2014年は消費と投資の活発化のキーワードとして富裕層と大企業の動向に要注目であろう。

 

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