100円ショップ、ダイソー社長、矢野博丈氏の飾らない言葉

みなさんに愛されている100円ショップDAISO/ダイソーの店内はイオンの看板のようなピンクカラーで統一されていることもあり、柔らかな雰囲気でお客さんを歓迎してくれます。
100円ショップの製品は100万ロット単位で発注をかけるそうで、100円の価格を維持できるようです。すべての商品が100万ロット発注なのかは知る由もありませんけど、生産個数にかなうものは無い代表例でしょう。
ダイソーの創業者、矢野博丈氏のインタビュー
さて、日経トレンディネットにダイソーの創業者、矢野博丈氏のインタビュー記事が掲載されています。
創業者曰く、「過去が通用しない、訳が分からない時代」とのこと。
ダイソーは資本金27億円、年商3,500億円に達する大企業。
デフレが長引く中で、むしろそれが追い風となって成長した企業。この出現により、生活雑貨や文具店が少なからず影響を受けたことでしょう。
学生や社会人が100円ショップを利用する目的の一つとして、文房具の購入が比較的多いと思います。私が生まれて初めて100円ショップに入った時、今までの商品購入は何だったのだろうかと頭をよぎったものです。
100円だから文句が出ない
かつて、100円ショップの文房具の中には、日本ブランドと比べて品質が今一つの感がある商品がありました。しかし、価格が100円なので文句はありません。
100円ショップで文字が書けない鉛筆、文字が消せない消しゴム、鉛筆が削れない鉛筆削り、紙が切れないハサミは販売されていません。日本人は品質の高い製品に慣れています。
100円のハサミと1,000円のハサミを比べちゃいけないのです。
書き味が良くない100円のボールペンとモンブラン、クロス、パーカー、セーラー、三菱鉛筆、パイロット、ゼブラのようなボールペンを比べちゃいけないのです。
100円の商品に100円以上の価値を求めるのが間違いでしょ。
もし、不良品があれば、店は商品交換で対応してくれるようです。
100円ショップの製品は概ねコストパフォーマンスが高いと思います。値段と品質のバランスがとれていればいいのです。
日本には、クオリティが高い製品を作らなければならない思想が根底にあると思います。付加価値が高い製品を作り、利益を乗せて売るのが常識。
しかし、それが全てではないことをダイソーが証明したとも言えます。
検品しない企業戦略
ダイソーのあえて検品しない企業戦略
YouTuber – 靴磨き芸人
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