日本の学校がビジネスの起業方法や販売方法について何も教えない理由

日本の学校は起業方法や販売方法を含めたビジネスの基礎教育をしていません。日本の大学で教えるビジネスの内容はあくまで理論。

より、実務に近い実践的な教育は専門学校や資格取得学校でなされています。

これは、今も昔も日本の教育の大きな問題だと思います。その裏事情は分かっているつもりながら、このブログ上では差し控えます。

販売や投資について教えない教育

日本の教育を受けてから社会人になると、戸惑うことだらけ。

民間企業は商品やサービス、情報を提供、または、販売しています。組織は、お客さんに何かを提供しています。

売る、マーケティングという仕事は、会社でも医療機関でも必ず必要な仕事。

ところが、あなたは学校で実践的な販売方法を教えてもらったことがありますか?そして、価格設定の方法を学んだことがありますか?

東京証券取引所

資本主義経済の国には、株式市場が存在します。もし、投資の世界に足を踏み入れるならば、基礎的な株や金融の知識が無ければあまりにも危険。

世の中には甘い投資話がゴロゴロしているため、それに引っかかってしまう人が数多いのです。

誰もが欲と二人連れ。

日本のマスコミは違法な商品ではないものの、ハイリスクハイリターンの投資や詐欺に近い話を持ち掛けた業者に照準を絞り、徹底的に叩く傾向があります。もちろん、本物の詐欺罪は罪が重い犯罪。

しかし、管理人は騙された方にも落ち度があると思います。投資話に興味を抱いてお金を注ぎ込む人は必ず100%欲があります。

そこで、明らかな詐欺話とハイリスクハイリターンの金融商品を見分ける能力が必要なのです。

日本国は官尊民卑の国

国会議事堂

日本の最高学府は東京大学。その中でも法学部がトップの扱い。

日本は根本的に「官尊民卑(かんそんみんぴ)」の国。東京大学を卒業して官僚、または研究者になるのが最も理想的なエリートコース。官僚は明らかにブックスマート(Book smart)なのです。

官僚組織にとって、民間企業で働く人々は全て士農工商の「商」に属する人達。管理人は、まさに「商」に値します。

これは、江戸時代から何も変わっていません。

「民」は労働して納税し、国家と国家機能を担う国家公務員と地方公務員の生活を維持するために存在しています。今をもってしても、日本国は「官」が主であり、「民」は従の関係にあります。

ビジネスは民の自由活動

新聞

国家が教育システムを構築する上で、「ビジネス基礎教育」という概念は存在しません。そのようなビジネスのたぐいは「民」が法の下で自由にやればいいこと。

日本の教育基本は一部の学生が東京大学で学び、高級官僚や研究者になる道を敷いているのです。日本の教育基本は、ビジネスマンを養成するような教育プログラムではありません。あるいは、独自研究の道を希望する学生は京都大学を志望することでしょう。

各予備校は生徒が有名大学に何人合格できたか競い合っている民間企業であって、日本の教育システムを担いでいる立場にあります。

よって、日本の学校教育にビジネスの基礎教育を期待すること自体が根本的にズレていると言えるのです。

東の京都、東京都に一極集中させた

東京、街並み

繰り返しますと、日本は「官尊民卑」の国。

日本国はキャリア官僚をトップとした各省庁と地方の出先機関である役所を構築し、アメリカ合衆国と協調しながら日本を管理、監督していく事に重きを置いています。

日本という国は官僚主導の下でリードされてきた国で、その最たる例が東京都という巨大都市の建設でした。東京都は「東の京都」。本来、日本の都は「京都」。

日本地図を広げても、政治、経済、文化のすべてを東京に一極集中させて、国土開発そのものが東京から他県にかけて放射状に延びるように設計されてきました。

言い換えれば、これはリスクヘッジがなされていない都市構造。

万一の事態が発生すれば、日本そのものの機能に影響を及ぼします。2011年の3.11で、これに気が付いた人が多かったと思います。

優秀な民族、日本人

横断歩道を渡る人々

日本とアメリカを比較すると、アメリカでは「0から1」を創造する人物が目立ちます。一方、日本は「1」を引き継いで、それを数千、数万に拡大させるプロセスを得意とします。

本来、日本人はとても優秀な民族。

敗戦後、アメリカの呪縛が無ければ、日本はアメリカを軽々と追い越し、超大国を築いていたかもしれません。「かもしれない。」ではなく「築いていたに違いない。」と言ってもいいでしょう。

日本人はアングロサクソンが猛烈に嫉妬する優秀な民族なのです。

だからこそ、アメリカは第二次世界大戦で日本に2回、原子爆弾を落として壊滅的な状態に陥れたのです。アメリカは戦争という名の下、日本を叩き潰して植民地化しないと将来、大変な事態になると危機感を抱いていたのです。

これは、一部の白人が持つ優生学が故の嫉妬心とも言えます。

アメリカ合衆国は人口に比して、数える程度の天才的な人達とその他、大勢の頑張ろう的な国民で成り立っています。その格差があまりにも大きいのがアメリカ。

日米を比較すると、日本人には天才的な人は多くはないかもしれませんけど、粒が揃っていると思います。

アメリカで「0から1」を創造する人物が多いのは、それは教育が大いに関係していると思います。特に、人は小中学校の教育によって何色にでも染まってしまいます。

もし、アメリカ人が日本で生まれ育ち、日本の教育を受けたら、見た目は白人であっても人格やメンタリティは日本人的になります。逆もまた同じです。

日本国は大富豪を認めない

アメリカは極端な貧富の差を生んだ国で、日本人が想像もできないような大富豪がいます。片や日本では、アメリカの大富豪と肩を並べるような人物はそれほど多くはありません。

これは、税法や社会システムの違いによるものもあるでしょう。日本という国は嫉妬税制とも言えるほど、民間人が生み出す利益に対する税法の改正が早いのです。

日本国は本質的に富豪を認めないところがあります。かつてのホリエモンのように、マスコミを使って派手なパフォーマンスを繰り返していると国家に目を付けられます。いつか足元をすくわれてしまうのです。

一企業が利益を上げれば、税金を払い、社員に還元し、取引先にお金が流れ、国家が潤い、一体誰が不幸になるのでしょうか。ところが、日本国は何故か大富豪を許さないところがあるのです。

反面、日本国は庶民に対しては温情的な国だと思います。

アメリカは自由の国。自由ということは、全て自己責任の世界。アメリカ国民は言わば、野放し状態に置かれています。自由なので。

ビジネスやスポーツ、芸術、学問の世界でも、特別な天才にとって、アメリカは居心地がいい国なのかもしれません。しかし、その他大勢の凡人にとって、アメリカ合衆国は生きていくのが大変な国なのです。

誰もが小学校から中学校、高校にかけて、特別な才能を持つ天才的な生徒は数える程度。北は北海道から南は九州、沖縄まで普通レベルの生徒が大多数。

アメリカのような純粋な資本主義国家では、超が付くほどの天才で、なお且つ強運を兼ね添えている数える程度の人が世間の注目を浴びるのです。

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