アルファード等のミニバンを愛するマイルドヤンキーの特徴とは?

NHKが興味深い番組を放映しました。テーマは「マイルドヤンキー」。

一体、何それ?

耳慣れない言葉に、つい番組に見入ってしまいました。

番組によると、首都郊外や地方に多く見られる20代の層を”マイルドヤンキー”と呼ぶそうです。

そもそも、ヤンキー(Yankee)は北部アメリカ人の総称です。ところが、日本では違った意味でヤンキーという言葉が昔から使われています。

マイルドヤンキーの特徴

このマイルドヤンキーには5つの特徴があります。

1、絆、仲間、家族という言葉が好き。

2、地元(自宅から半径5km以内)から出たくない。

3、クルマ(特にミニバン)が好き。

4、ショッピングモールが好き。

5、EXILEが好き。

これらの特徴から、何となくマイルドヤンキー像が見えてくるような気がします。

マイルドヤンキーは反社会的な行動は一切しません。外見は普通の20代で地元愛が強く、他県にはあまり興味が無いようなのです。

広告代理店や企業マーケティング部門は、可視化が難しかった地元志向の強い「若者たち」に注目しています。彼らに対して、いかに「消費をしてもらおうか」と考えているようです。

自動車のデザインがケバくなっている背景

この番組で1つ見えてくるものがありました。

近年、軽自動車の販売が右肩上がりで伸びています。東京でも、軽自動車の販売が好調のようです。これらの軽自動車やミニバンの特徴として、どんどんデザインやメッキ装飾が派手になっています。

今まで、何とも不思議に思っていました。

イメージリーダーはEXILE?

2015年1月、TOYOTAアルファードとヴェルファイアがフルモデルチェンジを受けました。両車共に、フロントマスクのメッキパーツが大きく、ギラギラとした印象を受けます。テールランプ周りのデザインも派手。

TOYOTAアルファードとヴェルファイアは「King of ミニバン」として君臨しているようです。これらのミニバンはモデルチェンジの度にメッキパーツの面積が増えて、押し出し感が強くなっている印象を受けます。

他方、NISSANのエルグランドだって、豪華なメッキパーツで自己主張して負けていません。これらミニバンのトレンドはマイルドヤンキーによって支えられているようです。

例えば、EXILEのファッションには「黒」と「白」、「シルバー」系アクセサリーのイメージがあります。

町を走るミニバンや軽自動車を思い浮かべると、確かに黒や白のミニバンをよく見かけ、豪華なメッキパーツが光を反射しています。内装も黒系で要所にメッキパーツがキラリと輝きます。

何ともEXILE的な印象を受けます。

日本独自のテイスト

マイルドヤンキーは20代と定義?されているようですけど、実際の層は30代から40代まで拡大解釈していいかもしれません。

地方都市のショッピングモールの駐車場では、妙にメッキパーツが目立ち、目立つ大径ホイールを履いたミニバンが見られます。もしや、若いお兄ちゃんがミニバンから出てくるかと思いきや、30代や40代のオーナーも普通にいます。

NHKの番組で紹介された”HONDA N-BOX”は妙に背が高く角張ったデザイン。遠くからN-BOXを眺めると、祭りの山車(だし)を彷彿させるものがあります。

メッキパーツがキラキラと輝き、マイルドヤンキーさん達にとって、たまらない魅力があるのでしょう。

HONDA N-BOXのデザインから、「和」のテイストを拡大表現した雰囲気を醸し出しています。この美意識はマイルドヤンキーのみならず、アジア圏の各国で支持されるデザインかもしれません。

勿論、日本の軽自動車は国内専用車でドメスティックな乗り物。それにしても、N-BOXは何とも不思議なアジアンテイストを持っている気がします。

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ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体

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