ガラス撥水剤レインエックスと油膜&ウロコ除去キイロビンの使い方

管理人が長年、愛用しているカー用品は2つ。

それは、フロントガラスやドアガラスの油膜取り/ウロコ取りの「キイロビン」とガラス撥水剤、「レインX/Rain X」。

こられらのガラス・メンテナンス用品は歴史が長く、それだけ人気の高さが窺えます。

ガラスのメンテナンスは少々、手間がかかるものの、キイロビンとレインエックスを上手に活用することで雨の日の安全な視界を約束してくれます。

ガラス油膜取り、キイロビン

自動車のガラス面にガラス撥水剤を塗布して1~2年以上経過すると、撥水剤を塗布しても付着具合が低下していく傾向があります。これは、おそらくガラス表面にわずかな油膜が付着しているのが原因なのでしょう。

そこで、管理人は2年に1度ほどの頻度でガラス撥水剤をすべて除去する作業を行います。この作業で大活躍してくれるのは「ガラス油膜取り/ウロコ取り」。

油膜取りと言っても、店舗では数多く商品が陳列されています。

その中で、管理人が長年愛用しているグッズは、これも先と同じく黄色の容器をまとったプロスタッフの「キイロビン・ゴールド」。

PROSTAFF(プロスタッフ) ウィンドウケア キイロビン クイックマジックゴールド A-14

メーカーの解説によると「1976年に全日本交通安全協会の推奨品として認定」とあるため、随分歴史のある製品です。

キイロビンの使い方

ここで油膜取りの使い方をご紹介しましょう。

自動車のフロントガラス、ドアガラス、リヤガラスの中で「フロントガラス」と「リアガラス」は油膜の影響を受けやすい傾向があります。

これは、ガラスの傾斜角度が関係しているのでしょう。それに対して、ドアガラスは油膜の影響を受けにくい傾向があります。

つまり、フロントとリアガラスの油膜取り/ウロコ取りを重点的に作業すればいいのです。中古車を買った場合、この作業で雨の日の安全な視界を確保できます。

キイロビンは微小な研磨剤を含んでいるため、時間をかけて丁寧に作業する必要があります。油膜やガラス撥水剤がミックスしてガラス表面に固着していると、少々、除去作業に手間と時間がかかる場合もあります。

キイロビンを使って、フロントガラス1枚を磨き終えるまで約20分ほどは必要。フロントとリアガラスの作業を合計すると約40分。

まあ、焦らずに音楽やラジオでも聴きながら気長に作業することをオススメします。

言い換えれば、この製品にはガラスを傷つけるような粒子の荒い研磨剤は使われていないため、安心して使用できます。

更なる作業のスピードアップを望むのであれば、やはり「キイロビン・ゴールド」を選んでください。

では、作業に入りましょう。

【Step 1】

ガラスを水洗いします。できれば、中性洗剤で汚れを洗います。

【Step 2】

ガラスに水滴が残っている状態で、ペースト状の油膜取りを適量使いながら付属スポンジで円を描くように磨きます。最初は油膜取りが白い水滴となってしまいます。

何回も気長にスポンジを回転させることで、古い撥水剤と油膜が徐々に除去されていきます。時々、水を加えた方が作業性がUPします。すると、油膜取りの成分がガラス一面に馴染んで乾燥し、白色状へと変化していきます。

【Step 3】

ガラス一面が白色状へ変化していることを確認して、水で洗い流します。

【Step 4】

この時、ガラス表面に薄い水の膜が乗っていれば、汚れ除去の成功です。もし、水を弾いている所があれば、再度(Step 2)を繰り返します。

フロント、サイド、リヤガラス全て作業するには、かなり油膜取りを使うことになります。キイロビンは「120」と「200」の2種類の容器が用意されているので、「200」を選んだ方がいいでしょう。

ポリッシャーで作業効率UP

油膜の除去は、簡単でスピーディーとは言い難い作業。作業効率を高めるためには、ポリッシャーが便利。詳細は関連記事をご参照ください。

【関連記事】

リョービRYOBIポリッシャーRSE-1250で窓ガラスの水垢ウロコ取り

ガラス撥水剤、レインX

ガラス撥水剤については、肯定派と否定派に分かれるかもしれません。管理人は肯定派。その理由を呟いてみます。

ガラス撥水剤は随分、昔から存在しています。

元祖レインXは、そもそもアメリカ空軍の戦闘機のために開発された製品。レインXは戦闘機のキャノピーの視界を常にクリアーに保つためのケミカル。

自動車のガラスだって、安全のためには常にクリアな方がいいに決まっています。

ガラス撥水剤の成分はシリコン系とフッ素系があります。一般のタイプはシリコン系。

ガラスの雨滴、水滴

撥水剤のメリット1

自動車のガラスにガラス撥水剤を塗布すると、50~60km/hあたりから走行風により、水滴がどんどん弾かれていきます。

商品パッケージには40km/hから効果有りと書かれている物があるものの、これはフロントガラスの傾斜角度にもよるでしょう。

車速が上がるほど、フロント、サイド、リアガラスの水滴がどんどん弾かれていくため、豪雨の時でも視界はクリア。

撥水剤のメリット2

ガラスの雨滴、水滴

次に、撥水剤が効果を発揮するのは、対向車が水しぶきを巻き上げた時。

雨の日の対面通行で路面にわだちがあると、タイヤが派手に水しぶきを巻き上げます。対向車が巻き上げた水しぶきが目前のフロントガラスを直撃すると、一瞬視界がゼロなります。

あと、前方の自動車を追い抜いたり追い越す時、前車が巻き上げている水しぶきが自車のフロントガラスに覆い被さる時もあります。

ドライバーは一度や二度は、このような経験をしているのではないでしょうか。ワイパーが作動していても、水しぶき攻撃を受けた一瞬であるコンマ何秒は目をつぶって運転しているのと変わりはありません。

そこで、フロントガラスに撥水剤を塗りこんでおけば、他車から水しぶき攻撃を受けた時でも、撥水ガラスが一瞬で水を弾いてくれます。一度でもこれを経験すると、ガラス撥水剤が手放せなくなります。

撥水剤のメリット3

ガラス撥水剤、使用後

ガラス撥水剤、使用後

自動車のガラスに撥水剤を塗りこんでおくと、明らかに油膜が付きにくくなります。

そもそも、自動車のガラスには油膜が付きやすいのです。

この原因として、大気中に漂う排気ガスのスス成分やボディに塗布したWax成分がガラスに付着し、太陽光で変質して固着してしまいます。

頑固な油膜ともなると、スプレータイプの油膜取りでは、まず除去が難しくなります。それを予防する目的でも、ガラス撥水剤はとても重宝します。

レインX/レインエックス

カー用品には黄色やオレンジ、緑といったカラフルなパッケージのガラス撥水剤が数多く陳列されています。

それらの中で、管理人が長年、愛用している撥水剤は黄色の容器のレイン・X/Rain・X。

スーパーレイン・X 元祖・NEW 8482[HTRC 3] 撥水剤

かつて、他メーカーのガラコを使ったことがあるものの、耐久性がいまひとつでした。なお、各製品は進化しているでしょうから、現在のガラコの性能は未確認です。ガラコファンの方は継続使用でいいでしょう。

管理人の場合、レインエックスの愛用者として落ち着いています。

ちなみに、作業性がいい製品はそれだけ効果の持続性が低下します。きちんと撥水効果を出すためには、やはり塗りこむタイプがベスト。

ガラスにレインXを塗布

車速が上がれば、ほとんどワイパー不要

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